育児休業、2歳まで再延長可能に!

【シャローシのお仕事】~シナプス社員ブログ~
シナプスイノベーションの社労士がお届けする、企業の人事・労務に関するお役立ちコラムです。

 

シナプスイノベーションの女性社員の、在籍中にお子さんを授かった際の産休・育休取得率は現在100%。

そしてなんと、復帰率も100%です。

育児休業中の社員が子どもを連れて会社に顔を出してくれることもあります。

 

 

「浅尾さん、三浦さんとお子さん、お会いになりました?」

 

「ええ! お子さん、とってもかわいかったですね。
三浦さん、もうすぐ職場復帰なんですね」

 

「そうなんです。来月から保育所に入れることになったそうです。
お兄ちゃんと同じ保育所に入れたみたいで、とても喜んでいました。

でも、三浦さんより前から休んでいる野村さんは、保育所に入れなかったから育休を延長すると聞きました。
育児休業って、いつまで延長できるものなんですか?」

 

「まふゆさん、タイムリーな質問ですね。
実は育児介護休業法が10月1日付で改正されて、育児休業は2歳まで延長可能になったんです」

 

「へぇ~、2歳まで。結構長いんですね。
私だったら、保育所に入れるとか入れないとかで思い悩むのも嫌なので、最初から2歳になるまで休みます! と決めてしまいたいところですが、それはできないんですか?」

 

「2歳まで休業可能とはいえ、それはあくまでも延長せざるを得ない理由がある場合のみで、最初から2歳まで休業と決めることはできません。

育児介護休業法では、お子さんが1歳になるまで育児休業を取ることができると定めています。
でも1歳ちょうどで保育所に入るというのはなかなか難しいのです。
0歳児や1歳児は特に保育に必要とされる保育士さんの人数を確保するのが難しく、どの保育所も受け入れ人数を絞り込んでいるのが実情です。
そのため保育所に入れず職場復帰できない人が多かったので、保育所に入れない等の理由がある場合に限り、まず1歳半まで延長できるよう法改正され、そして今回の改正で2歳までの延長が可能になりました」

 

「保育所に入れなかったということを、どうやって証明するんですか?」

 

「市町村が発行する、「保育所入所不承諾通知書」を会社に提出することになります。
証明書の名称は市町村によって変わりますが、その市町村で対象児の保育が行われないことを証明する書類であれば大丈夫です」

 

「その手続きをすれば、2歳まで延長できるんですね」

 

「いえ、まずは1歳半までの延長となります。
1歳半時点でもまた保育所に入れなかった場合に、同様に証明書を出すことで、2歳まで延長可能になる、というのが今回の法改正です。

この証明書ですが、大事なポイントがもう1つあって」

 

「なんですか? もったいぶらずに早く教えてください!」

 

「育児休業中は通常お給料が支払われませんが、雇用保険から「育児休業給付金」が支給されるのをご存知ですか?」

 

「知っています。確か、最初の半年はお給料のだいたい3分の2、そのあとはお給料の半分程度が支給される制度ですね」

 

「よく勉強されていますね! 実はこの給付金の支給にかかわってくる問題です。

証明書に記載される「入所希望日」が、お子さんの1歳の誕生日以前の日付でなければ、育児休業給付金の支給が延長されないのです。

 

たとえば、10月30日生まれのお子さんがいて、11月1日からの入所希望を出していた場合。保育所に入所できなかったとしても、育児休業給付金はその後支給されません」

 

「そうなんですか? 厳しいですね。これは将来のためにメモしておかないと」

 

「誕生日が10月末だからと9月中旬に申込に行ったら、10月入所は9月初旬が申込締切だった、という話もよく聞きます。
お住まいの市町村での保育所入所ルールや申込期限は、早いうちによく確認しておいた方がいいですね。
特に、4月が誕生日に当たる人は要注意です。
4月入所に関して、申込締切をさらに前倒しにしている市町村は多いようですから。前年の12月というところもあるようですよ」

 

「育休中のお母さんたちは、ずっと保育所のことも考えなければならないんですね。大変だなぁ。

でも、1歳半で保育所が決まらなくても2歳まで待てると知って安心しました。野村さんの保育所も早く決まるといいですね!」

 

 

保育所に入所しやすいタイミングは、学年が変わる4月です。育休の延長が2歳まで可能になったことで、どのお子さんにも4月の入所チャンスが2回訪れることになりました。

 

とはいえ、待機児童問題は引き続き深刻で、保育所に入れるか否かが仕事を続けたい女性に最初に立ちはだかる大きな壁であることに変わりありません。
出産可能年齢人口が減少しているから、待機児童問題は時が解決してくれるのでは? 答えはNoです。(長期的にはYesかもしれませんが)
実は、2016年の出生率は1.44、2005年の1.26を底として少しずつ上昇しているのです。ご存知だったでしょうか。

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