シナプスイノベーションの働き方改革

シナプスイノベーションの働き方改革

【経営 事上磨錬】~シナプス社員ブログ~
中小企業の経営ノウハウ、シナプスで実践中の取り組みについて、代表取締役社長 藤本が解説します。

シナプスイノベーション 代表取締役社長の藤本です。

 

「働き方改革」という言葉を聞いたことのない人は、この国には今やほとんどいないでしょう。

「改革」の潮流の中ですでに大きな成功を収めている組織もあれば、山積みの課題を前に途方に暮れている組織、対応の失敗を感じている組織もあり、明暗様々な様相を見せています。

 

私もシナプスイノベーションの働き方改革について、様々なメディアを通じて発表してきました。

シナプスイノベーション 「働き方改革」への取り組み、経営情報誌「合理化」に掲載

2017.07.21

 

会社としてこの動きにどう向き合っていくか、社内外へきちんと伝えていかなければなりません。

ある日社員であるまふゆさんが、ちょうどこの話題のことで声をかけてきました。

 

・・・

 

「藤本さん、お疲れ様です。
『働き方改革』ってことば、この新聞にも大きく出てますし、最近ほんとうによく聞きますよね。

藤本さんは『働き方改革』について、どんなふうに考えておられますか?」

 

「そうですね、経営者が一方的に制度を変えるだけの『改革』はほとんど意味がないと考えています。
従業員側の意識を変えることも大いに必要ですね」

 

「なんだか聞く人によっては反発されそうなご意見ですけど、くわしくうかがってもいいですか?」

 

「私は、従業員も会社もお客様も、関わる人みんなを幸せにするための運動が『働き方改革』だと思っています。

でも、たとえば残業時間を規制するとか、有給休暇を強制的に取得させるとか、そういった表面的な制度改善をトップダウンでやるだけでは、この目的は達成できないんですよ。

『ハーズバーグの二要因理論』については、何度もお話しているから知っていますよね」

 

 

「はい。従業員の満足感を左右する要因には、不快を避けたいという欲求を満たす『衛生要因』と、自己実現したいという欲求を満たす『動機づけ要因』の2種類があるという考えかたですね。

1つめには労働環境や賃金がふくまれていて、これが充分でないと従業員の不満につながります。ですがここをいくら改善しても、従業員に特別な満足感を与えられるわけではありません。

従業員がより満足するのは、2つめにふくまれる評価や昇進、目標達成などが得られたときだとされています」

 

 

「その通りです。この考え方に従うと、単純な賃上げや労働時間の削減、休暇の付与などは、従業員にとって当たり前の欲求に応えているだけなんですよね。

たとえば、まふゆさんくらいの年の人は知らないかもしれませんが、昔は毎週土曜日も出勤するのが当たり前だったんです。週休2日制の職場が増えてきたのは、80年代、90年代のことです。

けれどもしも今、急に土曜日も出勤しろと言われたら、週休1日の時代を経験している人だって嫌がるでしょう。

週休2日に慣れた後だということもありますし、そもそも週休1日だったころは経済成長率が高く、働けば働いただけ豊かさを感じられる時代でしたから」

 

 

「たしかに、私も小学校低学年のころは2週間に1度、土曜日も学校に行っていましたけど、いま同じことをしろと言われたらいやな気分になると思います。

週に2日休むのがあたりまえだという感覚になっていますから」

 

 

「はい、衛生要因というのは満たされるのが前提のもので、それによって従業員がやる気を出したり、幸せになったりするわけではないんですよ」

 

 

「従業員を幸せにするという目的を達成できないということですね」

 

 

「その上、従業員の職務満足感が増さないと、彼らの労働の結果は変わりません。

つまり、お客様の受けるサービスの品質は向上しないし、会社の業績にもプラスにならないということです。

結局誰も幸せにならない、これでは意味がないと思いませんか?」

 

 

「そこまではわかりました。
でも、だから従業員の意識を変えるべきだという点は、まだぴんとこないのですが」

 

 

「従業員が本当に満足するのはどんなときかというと、ハーズバーグの二要因理論からも分かるとおり、何らかの達成感を得たときです。

達成感のある働き方改革とは? というと、従業員自身が、自分たちの手で自分たちにとってよい会社を作り上げることだと、私は思います。

シナプスでは、会社の目的、方針、現状など、可能な限りの情報を従業員全員にお伝えしていますよね。
それは一人ひとりに、自分たちの会社をよりよくするためにはどうしたらいいのか、当事者として考えてほしいからなんです」

 

 

「どんなことでも、自分の責任と裁量で決められる方が楽しいですものね」

 

 

「まふゆさんもそう思いますよね。
業務の生産性を上げて、いいものを短い時間でお客様に提供できるようになったら、お客様も満足する、会社の業績も上がる、自分たちのお給料も上がるし労働時間も短くできて、みんなハッピーだよねとか。

業績が上がって会社に余裕ができたら、今までにない新しい仕事にもチャレンジできて面白いよねとか。

そういう視点で、役員から一般社員まで全員で取り組むのが、本当に意味のある『働き方改革』じゃないでしょうか」

 

 

「会社から何かを与えられるのを待つのではなく、経営者と同じ視点を持って、主体的に働いてほしい。
藤本さんのいつもおっしゃることと同じですね」

 

 

「はい。ワークライフバランスという言葉は聞いたことがあると思いますが、私の目指しているのは『ワークライフシナジー』です。

仕事はプライベートに、プライベートは仕事によりよい効果をもたらす、そんな『働き方改革』が理想で、そのために従業員の皆さんと協力して色々なことに取り組んでいるんですよ」

 

 

「それじゃあ、具体的にはどんなことをしているんですか?」

 

 

「そうですね、たとえば……」

 

・・・

 

まふゆさんにお話した具体的な取り組みについては、次回以降の「経営 事情磨練」で皆さんにもお伝えしたいと思います。

 

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