まふゆさんと新米マーケティング女子

まふゆさんと新米マーケティング女子

【まふゆのシナプス観察日記】~シナプス社員ブログ~
文系OL“まふゆさん”が、シナプスの取り組みや日常の1コマを題材にしたお話をお送りします。

 

窓の向こうの大阪の街は、桜の花びらもすっかり落ちて、緑の季節をむかえている。

このところお隣の部署・マーケティング室がにぎやかだ。

「WordPressで」
「Google Analyticsが」

今朝も室長の長井さんが、横文字コトバをならべながら、熱心に話している。

 

このあいだまで、マーケティング室は長井さんのひとり部署だった。

だからこんな声が聞こえてくることはほとんどなかったんだけど、この春は違う。

入社1年目の女性・伊織さんが、新米マーケターとしてやってきたのだ。

伊織さん、毎日まいにち長井さんの言葉をいっしょうけんめいメモして、はきはき笑顔で質問して。

(あんなにたのしそうに、何してんだろ)

ここ数日、ちょっと気になってた。

そこできょう、ついに声をかけてみる。

 

「伊織さん、ちょっとお話きいていいですか?」

 

・・・

 

こころよくうなずいてくれた伊織さんと、休憩室にきた。

主におべんとうをたべたりコーヒーをのんだりするスペースだけど、さいきん広くなったのもあって、ミーティングにささっと使う人もおおい。

「入社して1月たちますけど、どうですか?」

「たのしいです!」

即答が返ってきた。採用担当がきいたら涙するとこだ。

 

「それはよかった。
ところでマーケティング室って、そもそもどんな仕事してるんですか」

マーケティングってことばの定義はいろいろだけど、シナプスのマーケティング室が具体的になにをしてるのかは、じつはよく知らない。

「えっと、おっきいとこではホームページのブラッシュアップとか、Web関係の仕事があります。
営業さんに近いところだと、プレゼン資料のお手伝いとか、資料動画つくったり、セミナーやイベントの企画も……。

長井さんはもっと、マーケティング戦略みたいなこともしてるとおもうんですけど、私は見習いしながら、社内でつかう便利グッズづくりとかもしてます」

 

「けっこういろんなことしてるんですね。シナプスってどこの部署もそうですけど。
新米マーケティング女子ってやつをやってて、さいきん特にたのしかった仕事とか、あります?」

伊織さんが「あ」と口をあけて、手もとに持ってきていたファイルを渡してくれる。

「ホームページにのせる、お客さまインタビューの記事をつくりました!
あとでまふゆさんにもチェックしてもらおうと思ってたんです」

ファイルの中身は、A4用紙3枚ぶん、写真ものった原稿だ。

伊織さんがつづける。

「これは、ほぼわたしに任せてもらった仕事です。
お客さまと相談しながら、内容や写真もつくっていって。はじめての経験だったので勉強になりました」

「そっか、取材とかもあるんですね。
了解です、今週のうちに目を通しておきます。

それにしても、シナプスの仕事のITのことも、マーケティングのことも、お客さまの仕事のことも勉強しないといけないからたいへんですよね」

 

伊織さんのデスクには、さいきんよく、ずんずんっと本が積んである。

「そうですね……いまはまずマーケティングの基本からやってて、ITのくわしいところはこれからになりそうです。

あと長井さんが、ビジネス書とかニュースの見方とか、社会人として、みたいなこともいっぱい教えてくれてます」

そうか。面倒見のいい上長だなあとおもってたけど、あれも長井さんの本だったのか。

 

「伊織さん、ほんと長井さんの妹って感じですもんね」

「っていうか、もう孫みたいですよ」

 

伊織さんとふたり、へへっと笑っていると、がやがや元気なグループが、休憩室に入ってきた。

おべんとうをもった新人さんたち、すこしはやいけどお昼の時間みたいだ。

その中のひとりが、伊織さんにちいさく手を振る。伊織さんも振りかえす。

わたしもちょっと声をかけてみる。

 

「プログラミング研修、どうですかー?」

「はい、たいへんですけどていねいに教えてもらって、しっかりやってます」

 

今年の新人さんはほとんどが開発のスタッフになるので、まいにち会議室にこもって技術研修をうけている。

ひとり先にOJTに入った伊織さん、同期のグループを見てちょっとこぼす。

「ITのことはまだまだわからないんで、みんなを見てるとたまにあせりますけど」

わたしも入社して1年もせずに開発からはなれたから、わからなくもない。

「んー、でもいいと思いますよ。進み方は人それぞれで」

レンジがチンと鳴って、新人さんのほかほかおべんとうのにおいが漂ってきた。

わたしのお腹もぐぅと鳴った。

 

「わたしもお腹すいてきました。伊織さん、ごはんにしましょう」

わたしがへらっと笑ってみると、伊織さんも力いっぱいうなずいた。

 

・・・

 

いつもは実在の社員のエピソードをいくつかまぜたり、半分以上創作したりもしているのですが、今回は90%くらい、伊織さんのモデルの人の話をそのままつかいました。

このブログを掲載してくれたのも伊織さんのモデルの人です。

(この記事は、シナプスの取り組みを元にしたフィクションです。
登場人物・エピソードはすべて、“まふゆさんの中の人”の創作です)

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