新人合宿で新入社員の定着率が向上する

新人合宿で新入社員の定着率が向上する

【経営 事上磨錬】~シナプス社員ブログ~
中小企業の経営ノウハウ、シナプスで実践中の取り組みについて、代表取締役社長 藤本が解説します。

皆さんおはようございます。

シナプスイノベーション代表取締役社長の藤本です。

 

当社では新入社員(場合によっては中途採用者も)の定着率を上げるため、入社後にかならず新人合宿を行っています。

過去の離職率とその年のイベント(飲み会や合宿など)の因果関係を分析したところ、何らかのイベントで入社直後に強固な人間関係を構築した年の新入社員は、離職率が低いことが判明したからです。
(年齢・社歴・社会人歴等でも離職率の傾向は変わるのですが、今回は触れません)

 

互いに共有する時間が長いほど人は相手に親しみを持つようになるという、絶対時間共有の法則というものがあります。

新人合宿ではこの法則を活用して、入社後まだ右も左もわからないという境遇を同じくするタイミングで、同じ釜の飯を食する場を設け、辛いことがあった際に相談できる関係を構築しておくのです。

 

・・・

 

新人合宿では、互いにコミュニケーションを持つ時間を設けつつ、私から新入社員への講義も行っています。

講義ではまず、当社の歴史を説明します。

当社は創業以来、システムインテグレーションの下請から元請、そしてメーカーへと、時代とともに生業を変えつづけていますので、年次によって入社時に求められたスキルが異なります。

下請時代は、指示されたことを黙々とこなす専門職としてのプログラマーが求められていましたが、元請として仕事をするようになると、下請時代には不要だった営業職やPM職を社内に置くことになるので、お客さまと直接やり取りできるコミュニケーション能力のある人材も必要になります。

メーカーになると、さらに企画やマーケティングの職種も必要となり、計画立案能力や想像力のあるメンバーが求められます。

 

あくまで個人差はあるのですが、プログラマーには比較的コミュニケーションが苦手な方が多いです

当社では、入社年次の古い社員にこのタイプが多くいます。
プログラマーとしてのスキルが何より求められた時代に採用されているからです。

 

ですから今の新人の方には、一定以上の年次の先輩には、いま彼らに求めているようなコミュニケーションは苦手な方が多いと説明しておきます。

具体的には、「先輩からは、挨拶をしてこないケースもあるけれど気にしないでね」と話しておくわけです。

もちろん、先輩のよい部分もアピールしておくことは重要です。
たとえば経験のあるプログラマーの方は、作業を指示されることに慣れているので、自分より若い人に指示されても嫌な顔ひとつせずに協力してくれますよ、ということも、あわせて説明しています。

 

当社は個人の力ではなく、チームオペレーションの総合力で結果を出すことを重要視しています。
それぞれに異なる長所を持つ人たちが協力すれば、必ずよい成果が出ると考えているのです。

ですから、その時その時で毛色の異なる方々を採用していますし、価値観の違う人同士、それぞれの長所と短所、そもそもなぜ違うのかの背景を事前に共有しておくのです。

 

 

個性のある者同士1つのチームを作る以上、共有すべき考え方というものもあります。

新人合宿で必ず扱うもう1つのテーマが、スティーブン・コヴィー氏の著書『7つの習慣』の考え方です。

中でもインサイドアウト(影響の輪)、目的をもって始める(ゴールオリエンテッド)、パラダイムシフト、タイムマネジメントの方法、Win-Winなど、ビジネスを進めてゆくのに非常に重要な事柄を中心に解説します。

 

興味のある方もいらっしゃるかと思いますので、ひとつひとつについてはまた別の機会にお話しますが、中でも私から新入社員含むすべての社員に求めているのは、インサイドアウトを心がける、つまり「主体的であること」です。

問題の起きたときに周囲、たとえば会社のせいにする個人のことを、組織が守るには限界があります。

ですから社員には、個人が主体性を持って物事を選びとり、それによって組織を育てていくことを求めています。

 

これは、個人から組織への奉仕ということではありません。

組織が社員にとって好ましい目的を掲げれば、個人は自然と組織を大切にするだろう、それによって共に成長できるだろうと考えているのです。

理想論に聞こえるかもしれませんが、自分の組織を自分の手で主体的に変えられるのであれば、不可能ではないと思います。

 

・・・

 

ここまで、シナプスイノベーションの新人合宿についてお話してきました。

当社が新人教育で大切にしているのは、結局のところはじめに申し上げた通り、関係性の構築です。

新人同士はもちろん、先輩後輩、社員と組織の関係を適切に構築することが、社員自身と会社の成長のために重要なのです。

 

■この記事をぜひシェアしてください
「いいね!」していただくと、広報ブログの更新を見逃しません