FCSの取締役会

【経営 事上磨錬】~FCS社員ブログ~
中小企業の経営ノウハウ、FCSで実践中の取り組みについて、代表取締役 藤本が解説します。

FCS代表取締役の藤本です。

皆さんは「取締役会」と聞いて、その様子をイメージすることができますか?

一般社員の方は、取締役会に参加する機会はなかなかないかと思いますし、中小企業の場合、そもそも正式に開催していないところも少なくありません。
どのような議論が、どのような目的で行われているのか、想像できない方もいらっしゃることでしょう。

弊社では毎月一度、取締役会を行っております。
今回はその様子をご紹介し、「取締役会とはどんな場なのか?」という疑問にお答えしたいと思います。

 

 

FCSの取締役会では、次の3つを議題として取り扱います。

1つめは、財務関係の書類の確認です。
これは毎月定例の議題として、必ず会議の最初に行っています。

次に、会社法上取締役会での決裁が必要となる事項について議論します。

そして最後に、1つめ、2つめにはあてはまらないけれど、経営に大きなインパクトを与える事項に対応します。

 

今回は特に1つめのテーマ、財務関係書類のチェックについてお話します。

取締役は株主によって選任され、その資本を預かる立場の人間です。
当然、自社の価値向上及び事業の継続に責任を持たなければなりません。
ですからFCSの取締役会では、財務の状況をきちんと確認し、今後の経営の指針としています。

 

取締役会が始まると、まず資金繰り表を確認します。
資金繰り表とは、ある期間の会社の現金収支を集計した資料です。
数字の上でいくら利益が上がっていても、当座の現金資金が底をつけば会社は事業を続けることができませんから、真っ先にこれを確認するのです。

期末までのすべての月の現金残高をチェックし、問題があればさらに細かい項目まで目を通します。
また予算と実績を比較し、予算にない支出については担当取締役が責任を持って説明を加えます。

先に述べたとおり、たとえ数字上利益が出ていても、現金残高が減っていると経営に大きなダメージを与える恐れがあります。
現金の出し入れをすべて把握できる資金繰り表は、会社の現状を正直に伝えてくれる資料だと言えるでしょう。

 

次に、キャッシュフロー計算書を確認します。
これも資金繰り表同様に現金の流れを集計した資料です。

ここに記載されている数字は、本業による現金の増減を示す営業キャッシュフロー、固定資産などへの投資による増減を示す投資キャッシュフロー、借入や配当などで生じる増減を示す財務キャッシュフローの3つにわけることができます。

ここで大切なのは、これらのカテゴリごとに現金の増減を把握することです。
単に現金が増えた、減ったと言って一喜一憂するのではなく、きちんと本業で収入を得ることができているのかどうか、シビアにチェックしなければなりません。

 

最後に、損益計算書をチェックします。
これは一定期間における会社の経営成績を示すものです。
受注、売上、利益など、予実の差異や前月との差異を見て、異常がないか分析しています。

 

簡単ではありますが、FCSの取締役会がどのように機能しているのか、イメージしていただけたかと思います。

 

先日、お世話になっている監査法人の方から、こんなお話を伺いました。

株主の方が企業に資本を投じてくださるのは、利益を期待してくださっているからです。
そして彼らが企業の価値を判断する重要な材料が、私たちの発信する情報です。
そこに嘘偽りがあってはなりません。
ですから、経営に関わるすべての情報を正しく把握し発信することが、「株主への誠意」だというのです。

 

FCSは、「三方よし」を社是に掲げています。
会社を取り巻くすべての人々に誠意をもって働くことが、永続企業であることに繋がると考えているのです。
そうした視点から、月に一度の取締役会を重要な場と捉え、経営課題の認識と解決に努めています。

また、時に従業員の方に向けて、公開取締役会も実施しています。
弊社では従業員持ち株会を設け、従業員の方に株主として経営に参画していただいておりますから、これもひとつの「株主への誠意」の表れではないでしょうか。

加えて、経営者の視点を理解できる従業員を育て、次世代のFCSをよりよくしていくためにも、重要な場だと考えています。

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